Maruia river(マルイア リバー)
ビッグフィッシュの法則
安定しない川は川原が広く、いく筋にも分かれて流れている
マルイアリバーとビッグフィッシュの法則
地図を何気なく見ていると、
そんなBig fishの法則にぴったりと当てはまる川を見つけた。
それがMaruia river上流だ。
Maruia riverはウエストコースとに流れるBuller riverの支流になる。
Maruia springsという日本のホテルと共同で作った、
立派な温泉がMaruia river上流にあり、観光客の足を止め、
私も石で囲まれた日本風の露天風呂にドップリと使ったことが何度かある。
サンドフライがいなければ最高に気持ちいのに・・・と思う。
それでもニュージーランドで入る露天風呂もなかなかいい。
ニュージーランド人は共同風呂の習慣が無く、
浴槽をプールだと思い水着で入るし泳ぎ回る。
さらに洗い場にある椅子には座らずみんな立って体を洗う。
ホースの付いたシャワーも喜んでいた。
Maruia riverの上流部は道路に沿って流れているので、車からでも川がよく見える。
広い河原の中をザラザラと流れていて、一見深みがなくポイントは見当たらない。
釣りに入る気にはならず、今までは通り過ぎるだけだった。
ガイドブックには下流のMaruia falls(Minehaha)付近に魚が多いと書いてある。
そんな情報を信じて道路から離れた区間を釣ったことは何度かある。
上流の不安定な流れとは違って、河原は狭く、森の中を流れている。
ポイントも魚も多く楽しい思いができる。(アベレージ6ポンド、ブラウン)
今回は上流の不安定な区間が気になる。
そして狙いは10ポンド。
Big fishの法則に掛けてみることにした。
ブシュロビンはとても人懐っこい
02年3月23日
Spring Junctionから少し上流へ走ったところにレストエリア兼キャンプ場所がある。
そこから釣りあがることにした。
ザラザラといく筋にも分かれては合流し、安定しない流れにポイントがない。
前日に降った雨のせいで水も多く、流れが荒い。
それでも魚を見つけるには十分な青く澄んだ水が流れていて、
がんばって河原を歩いた。
結果は66p7.5 lbのブラウンと63pのニジマスを釣った。
予想通りなかなか大きい魚がいた。
しかもニジマスには驚いた。
南島で、しかも湖もない川で突然ニジマスが飛び出したのには、久しぶりに緊張した。
釣果だけを見ればまずまずだけど、
実際に歩いた距離を考えるともう一度釣りたいと思わない。
プールは1〜2kmに一つ程度。
見つけた魚も数尾のみで、チャンスを逃すと次までが遠い。
それが安定しない川でBig fishの川なのかもしれない。
「安定しない川」と「温泉がある川」Big fishの法則は正しいようだ。
02年3月23日
Inangahua より
ツルっとした可愛い顔のニジマス63p
2km歩いて見つけた一尾66p・3.3kg
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